道ですれ違ってひと目惚れしてしまいました。
もうこの歳になって衝動的な恋なんてすることはないと思っていたのに。
彼女はとてもスタイルが良く、気品が高い。それでいてセクシーでちょっとエッチな雰囲気を醸し出している。周りからは近寄りがたいイメージを持たれているようだけど、彼女をよく知る人に聞くととても優しく一緒にいて心地よいとのこと。
そんな彼女の名前は、
メルセデスちゃんです |
犬の散歩をしているときに近所に画像と同じブルーのC180クーペが停まっていたんですが、目が釘付けになりました。横から見るとクーペならではの流れるような流麗なスタイリングは美しくエレガント。実車のブルーは心臓がハッとするほど奇麗なブルーです。大きい車はあまり好きではないのでサイズもちょうど良い。エンジンも1.6ターボで過不足無くちょうど扱いやすい。いや~良い車です。好みにピッタリ!
お客さんと話していても、あまり車に詳しくない人ほどベンツと言えば四角いゴツイ昔のSクラスで怖い人が乗っているイメージを持っている人が未だに多いですが、
そもそもメルセデスというのは女性名です。品の良い車なのです。
確かに昔はごつくてオラオラで押しが強いイメージでしたが、ここ10年ぐらいは流線型でエレガントなデザインに変わっています。そのせいか最近の怖い人はベンツよりアルファードに乗ってます。
「親分子分」という擬制血縁関係=ビジネスモデルの崩壊(日刊ゲンダイDIGITAL)より画像を使わせていただきました
ダイムラー社は2025年までにメルセデスのエンジン開発の投資をほぼゼロにするとのことなので、程度の良いメルセデス製ガソリンエンジンに乗れるのもそろそろラストチャンスになるかもしれません。F1を代表するエンジンメーカーですから生きているうちにその一端でも味わっておきたい。
しかし問題はドアが2枚しかないこと。後席への乗り込みが大変なうえに、デザイン優先のクーペボディーは天井が低く足元も狭く小学生ぐらいしか乗れません。子供も大きくなって休日に遠出をすることも減り後席に人を乗せることも少ないのですが、まったく使えないのはさすがに困ります。クーペなんだから当たり前なことですが、それがクーペが日本ではあまり売れない最大の理由です。
Cクラスクーペは2021年に日本での販売が終了しており、使い方が限定されることもあってか中古相場が低めです。新車時は600万円ぐらいのC180クーペも、走行距離5万㎞ぐらいなら200万円前後で出回っています。
メルセデスを所有したことはありませんが、BMW 118iを所有して感じたのは、前後重量バランスの良いFR車ならではの前後に揺すられるピッチングの少ない乗り心地の良さ。意のままに動く操作性の良さ。顧客のことを大事にするというメーカーの思想からの安全性の高さ。高品質な車に慣れると作りを妥協した車には怖くて乗れなくなります。
一度、代車で某国産コンパクトカーに数日乗ったのですが、ブレーキがスポンジみたいにスカスカで危なっかしくてあまり運転したくなかったです。事故で死にたくなかったら妥協した車には乗らないほうが良いです。
人生で一度は所有してみたいクーペ。ライフスタイルにマッチすれば非常に良い選択肢だと思います。ちょうど条件にピッタリの中古車を市内で見つけたので一度見に行こうと思っています。まあ買うことはありませんが。
我が家の場合、犬がいるうちは無理ですね。今の車が乗っていて楽しいし、必要充分に人も荷物も乗るし最高過ぎるしね。