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解雇規制緩和の話題と今どきの海外の平社員の働き方

なんだか進次郎の発言が話題になっています。スタートの勢いは次期総理の最有力候補だったのに発言が誤解されてブレーキがかかった感じです。個人的にはファーストレディー滝川クリステルになるというだけで進次郎を応援しています。クリステルならどこの国に外交に行ってもビジュアルは勝てる。

話題になっているのは解雇規制の緩和、雇用の流動化についての発言です。個人的には流動化は良しと思っていますし、楽天の三木谷さんも賛成のようです。bunshun.jp

しかし今のところ「解雇」という単語に脊髄反射で恐怖した国民の気持ちを汲んで、テレビや新聞などのオールドメディアは断固反対の姿勢を示しています。

ちょうど先週からマニラ在住でヘンケル(独)のアジア パシフィック センターで働いているウチの息子が1か月ほど一時帰国してリモートで働いているので、今どきのグローバル企業の平社員の働き方をご紹介しましょう。息子の仕事はアカウンティング、会社はドイツ本社ですがフィリピンの雇用の法律はアメリカ準拠です。

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【午前9時】あくびと共に2階の寝室から降りてきます。コーヒーを淹れてあくびしながらだらだら飲んで、歯を磨いて2階の部屋に仕事に向かいます。

【正午過ぎ】僕が作った昼ご飯を一緒に食べます。健康に配慮して野菜多め。海外では豚骨ラーメン屋ばかりということなので、先日は岡山市内でも今どき珍しいほど古風で正統な鶏ガラ醤油ラーメンを食べられる一喜に食べに行きました。美味しい。外食に行くときは部屋着のTシャツから外行きのTシャツに着替えるのが息子のお洒落のようです。

【午後1時過ぎ】適当な時間に午後の仕事を始めます。遅い時は午後2時前ぐらいから。

【だいたい午後5時半】仕事終了。「契約は8時間労働じゃないの?」と聞くと、時間よりノルマ優先。時間が短かろうがノルマが終わればそれで良しらしい。

見ているこっちが「そんなんで大丈夫なのか?」と心配になるほど緩い感じで働いています。当然、ストレスなんてあるわけも無し。マニラに居るときはハイブリットということで週に2回ぐらいは歩いて5分のオフィスに行くそうですが、いつ行っても誰も居ないのだとか。海外の企業はマネージメント職は高給取りで責任重大のハードワークですが、平社員はこんな感じです。これで日本の平均以上のサラリーを貰っているんだから、親として逆に不安になります。もう日本では働けんのじゃなかろうか?実際、今どきのデジタルノマド達はバリ島でこんな感じで働いているそうな。


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これ、違う星の話じゃなくて場所が違うだけで我々と同じ世界線ですよ。

さて、話を戻して解雇規制や流動化についてですが、企業と学生がタヌキとキツネの化かし合いをして、みんなせ~ので新卒一括採用。買い手市場の時は社員を奴隷のように心を病むまでこき使い、売り手市場の今は1年がかりで捕まえた新卒社員が1週間で辞めてしっまったり。どんだけ効率悪いんだよ!とみんな不条理に思っているはずです。新卒の価値が高すぎて日本では社会人を経験して改めて大学に入りなおして学ぶということが先進国の中でも非常に少ないです。

先日、野暮用で朝の出勤時間帯に市内中心を車で走っていたんですが、これからピラミッドでも建てに行くんかな?というぐらい虚ろな目で会社に向かって歩いていくサラリーマンを見て驚愕しました。

※画像はイメージです

あんた、朝からそんなで大丈夫か?そんなに仕事が嫌なら違う楽しい仕事を選べる世の中のほうが良くない?次が見つからないから会社を辞めるに辞めれず結局心を病んでいる人、周りに居ませんか?

すべて一律は無理なので、企業や職種によって雇用体制を自由に選択できる程度の規制緩和が良いのではないでしょうか。流動性が生まれればいずれ適材適所に人が収まって生産効率も上がるのではないかと思います。まあ法律を変えなくても日本は人口減少で向こう数十年は売り手市場が続くでしょうから放っておいても勝手に流動性は高まるはずです。海外では一つの会社での勤続年数はせいぜい4,5年ぐらいです。優秀な人間はより良い条件の会社が見つかればサッサと転職します。会社が優秀な人材を繋ぎ止める手段は金と雇用条件のみです。そう言えば、最近仕事をしていて感じるのは斜陽業界の新入社員はホント出来が悪い。

ということで普段は政治についての発言は控えていますが、クリステルをファーストレディーに!ということで進次郎を応援しています。