最近、どこかで見てハッとした質問、
「人生を1年で例えると、あなたはいま何月ですか?」
現在50歳なので日本人男性の平均寿命81歳から換算するとまだ7月中旬です。これから楽しい夏じゃないか!なのですが、自分の気持ちとしてはもう11月後半です。すでに家族に残すもの、残すべきではないもの、やっておかなければならないことなどを考えて人生を畳む準備に入っています。
自分の生活習慣を鑑みても大酒飲みで煙草も吸うし、食生活は塩辛いもの好きだし野菜足りてないし決して健康的ではありません。諸先輩方を見てもバーテンダーは早死にが多いです。自分も長生き出来る気がしません。良くて70歳、早けりゃ60歳ぐらいと想定しています。
この年齢にもなると人生の残りのタスクも少なくなってきました。まず第一に犬より長生きすること。いま自分が居なくなると午前8時から午後5時まで一人ぼっちで留守番しなければならなくなります。それはワンコにとって大変寂しいことです。何が何でもあと7,8年は死ぬわけにはいきません。
次に娘が無事、社会人になるまで見届けなければいけません。以前も書いたとおり娘は国家資格を取るための大学に通っており、卒業まで残り3年半です。国試さえ受かればあとは人生安泰。親の援助は必要ありません。
将来を考えてジュニアNISAの頃から資産運用をしているので、このまま順当に行けば娘はお金の心配はしなくても良さそうです。
息子は順調に賢い人間に育っているので心配する必要はなさそうです。
嫁さんは健康だし、コミュニケーション能力激高人間で友人も多く、何の心配もありません。たぶんストレス要因の僕がとっとと死んだほうが長生きすると思います。
そう考えると、あと10年、60歳までこの世に居れば余裕で人生の全てのタスクが片付く予定です。長生きする理由が何もありません。子供の結婚や孫のことまで考えても70歳まで生きれば充分です。70歳前に癌で余命2年ぐらいの宣告をされれば、残り時間で今後の資産運用の予定を残す家族に託して、馬鹿みたいに育つ庭のシマトネリコとオリーブを根元でぶった切って、使うことのない遊び道具や要らない物を処分すれば、ハイ、サヨウナラです。人生100年時代なんて言いますが、年金をキッチリ納めてもらいたい厚生労働省と、保険屋や住宅メーカー、証券会社が商品を売るための戯言にしか思えません。イリノイ大学も「人生100年時代なんて来ねーから」と言っております。
という話をお客さんにすると「70歳は早いよ」とか「50歳でしょ?人生まだまだこれから」とか言われます。思いのほか出来るだけ長生きしたいという人が多いことにこっちが驚きます。感動や興奮、やりがい、ときめきが無くなった人生に何の意味があるのか?僕が今のところ長生きにこだわっていないのは上記の理由です。
映画や音楽、読書、模型製作など、高齢になっても楽しめるインドアの趣味がある人が羨ましいです。自分にはゲームぐらいしかないです。とりあえずキングダム・カム・デリバランス2をクリアするまでは死ねん。