岡山 BAR SEVENじゃがな

岡山でバーやってます

物を知らない人の特徴

接触確認アプリCOCOAが廃止になるそうです。他国ではピークを過ぎたのがハッキリ確認できてから制限緩和・撤廃を行っているのに、被害規模が小さいといえ日本って死者数が過去最高だといういま時に制限緩和、全数把握の廃止とかやっちゃうのって色々凄いですよね。やっちゃえNIPPON。次の波がいままでよりさらに酷くなったらどうすんだろう?
ところでこの2年半のあいだに日本でコロナで累積何人の方が亡くなられたか知ってます?ここ2ヶ月ぐらいのお客さんの正解者はゼロです。


ここから本題
年間数千人の人を相手に接客業をしていると、世の中には色々な人がいることに気付かされます。世代から職種、趣味、思想、様々な人にチューニングを合わせなければなりません。
なかでも接客をしていて一番カロリーを消費するのが物を知らない人との会話です。相手に伝わるように言葉や文脈を選びながら会話のレベルを調整することはとても疲れます。だから人間は同じ会社、同じ業界、同じ趣味、大学の同期など、価値観の近い層と自然に群れを形成するわけです。

物を知らない人には共通する特徴があることに気が付きました。

人の話を最後まで聞いてない

たいてい話を最後まで聞かずに、

「じゃあそれって〇〇ってこと?」
と見当違いの理解をしたり、

(主題ではなく枝葉の単語に食いついて)「あ〜それって去年流行ったヤツだよね」
と会話の腰を折ったり、

まあ知らないというより、そもそも人の話を聞いていないんだからインプットが無いわけです。皆さんの周りに「コイツ物を知らんなぁ〜」って人がいたらじっくり観察してみてください。

で物を知らない人に限ってすぐスマホで調べがちです(たいてい画面が小さい)。
「ほら!こう書いてあるよ」と画面を見せてもらうと、広告だらけのアフィリエイト目的のサイトの情報だったり。大人なんだから情報の発信元ぐらい確認しなさいよ。

とはいえ、物を知らない人って店側にとってはいいお客さんだったりします。こちらとしては物が売りやすい。ただしバーなんて商品がたかだか1000円2000円ぐらいのもんなので大した儲けにはならないですが。これが車や住宅みたいな単価がデカいものになると話は変わってきます。

ペラペラの扁平タイヤにガチガチに硬く締め上げられたサスペンションのバリバリのスポーツグレードの車に、みるからに温厚そうで車に興味が無さそうな老夫婦が乗ってノロノロ走っている姿を見ると胸が絞め付けられる思いです。乗り心地悪かろうに。人の心を捨てたディラーマンってスゲェなぁ、って感心します。俺はそこまで悪魔になれん。

これが住宅ともなるとさらに悲惨です
ここまで酷いのを「そんなものかな〜?」って思う施主も凄いですが。手抜きにもほどがある。これで大手メーカーというんだから建築業界怖い。このあと、動画を見た知り合いの建築士が駆けつけてくれて、なんだかんだで無事に更地にして全額返金となったそうです。

物を知らずに決定権を他人に丸投げするってホント危険ですよ。