岡山 BAR SEVENじゃがな

岡山でバーやってます

40年物ヴィンテージポート開きました

日本全体を見ても甘いデザートワインや食後酒をたしなむ文化の浸透ってまだまだだと思いますし、ましてや岡山のような地方都市だと保守的な人が多く、需要はほぼゼロ。壊滅的です。飲食店はおろか、酒屋さんにもポートワインはほとんど置いていません。置いてても大手企業取り扱いの有名なものしかない。
 
そんななか、岡山の飲食店で40年物のポートワイン持っているのも当店ぐらいでしょう。ほんまに。メニューに載せている手頃な価格のルビーポートや10年ヴィンテージぐらいまでなら、ワインに詳しい人とかポルトガルで飲んで懐かしいという人が飲んでくれたりするのですが、さすがにこのクラスのポートワインとなると売りづらい。
「こんなニッチなもん、岡山で誰か飲んでくれるかな?」とfacebookでぼやいたら、
常連のTさんが飲んでくれました。多謝!
僕も試飲をしました。ポートワインらしからぬシェリーや紹興酒にも共通する酸化熟成の香りと、ポートらしい甘い香りが渾然一体となりとても魅力的。口に含むとまろやかな酸味と40年という長い年月が作り出した複雑な味わいが口内に広がります。

49年も飲み食いしてきて、30年以上飲食業をしてきて、40年という長期ヴィンテージポートは初めて飲みました。恐れ入りました。ポートワインの世界は素晴らしい。食後に妙チクリンな甘いフルーツカクテル飲むよりは、ヴィンテージポートは甘さのが別次元。約3万5千倍は幸せになれます。

ボトリング時に澱引きしているのか、澱はほとんど無さそうなので残り10杯です。
と言っても、上手く行けば3月ぐらいにマニラ在住の息子が3年ぶりに一時帰国できそうなので、その時は自宅に持って帰ってジュクジュクに熟成した美味いチーズと一緒にガブ飲みしてやります。それまでに何杯売れるのか?
ご興味あればよろしくおねがいします。


どうでも良い話ですが、最近街を歩いていて気になるのが着膨れしている女性。今どきのゆったりとしたシルエットのウールのロングコートにロングスカートかワイドパンツを合わせて、首もとは大きなざっくりとしたマフラー。イメージとしてはこんな感じ。
ハリーポッターのハグリット。実際、記事にもなってから難しい問題なのでしょう。
なんだか今年は特に多い気がします。正直、垢抜けないというか、田舎臭いというか・・・。似合ってる人は30人に1人ぐらい。

ハグリットスタイルは相当顔が小さくて、コートの中はスカスカ感のある細身の人しか似合わんですよ。もしくは普通体型なら寒いのを我慢してインナーを薄着にするとかマフラー外してタートルネックにするとか。いくら流行っているからといっても家を出る前に鏡で自分を見なきゃ駄目ですよ。流行よりも自分が綺麗に見えることが優先です。ハグリットみたいな女性をを見ても誰も「お洒落だなぁ」とは思いません。


僕は最初に見たときにはハグリットよりもジョン・ウィックの乞食のキングを思い出したんですけどね。

キアヌ・リーブス主演のジョン・ウィックシリーズ、いよいよチャプター4が今年公開です。
まるでゲームを実写化したようなド派手なガンアクションとぶっ飛んだ世界観。チャプター1から見ないと設定が理解しづらいので、劇場に行く前に1から順に御覧ください。
チャプター1のストーリーは、キアヌ・リーヴス演じる元一流暗殺者のジョン・ウィックが、犬を殺されて激おこぷんぷん丸でムカつく悪の組織をぶっ潰します。「おっさん、何言ってんの?」と不思議に思われるかもしれませんが、ストーリーはこれだけ。犬を殺されてムカついただけです。

大画面と爆音で見たいので久しぶりに映画館に行こうと思います。5月にはようやく鬱陶しいマスクも要らないみたいだし。もしも5月になってもまだ映画館ではマスク付けてくださいって言うのならもう映画館には行かないよ。2時間もマスクするのが嫌でキングスマン:ファーストエージェントは見に行かんかったです。