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もう聴いた?Penthouseが凄すぎる!

昨日からヘビロテしています。

今年の3月にメジャーファーストアルバムをリリースしたばかりの6人組のバンド「Penthouse」

イントロがいきなりカッコイイ!インコグニートとブランニューヘヴィーズを彷彿させる直球ど真ん中で1990年代のアシッドジャズ。ドラゴンアッシュ降谷建志を高音寄りにしたような男性ボーカルの歌声が凄い。事前情報無しで新しく曲を聴いて一発目で驚いたのは久しぶり。昨日からずっと他の曲を聴いてみたり、Penthouseについて色々調べてました。

どエライ声の持ち主の浪岡慎太郎は予想どおりハードロック出身。QUORUMというバンドで7年間活動をしていて、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト 毎年アメリカで開催される音楽や映像、テクノロジーなどの見本市のようなイベント)にも出演したこともあるそう。
声は一緒でも全然雰囲気違う

なんだか凄くピアノも上手いなぁと思ったら、それもそのはず。角野隼人はショパンピアノコンクール in ASIAで金賞を獲るほどの技術の持ち主。
「かてぃん」名義で登録者数120万人を超えるYoutubeチャンネルを運営しておりピアノ界隈では超有名人。FIRST TAKEでmiletと共演したり、ドコモのCMで綾瀬はるかと共演したりしているので、一般人でも目にしたことある人も多いでしょう。

そしてPenthouseについて調べていてビックリしたのは、ボーカルの大島真帆が青山学院大学卒で、その他の5人はみんな東京大学卒という超高学歴バンドだということ。どうりで英語の発音も完璧だし、何をやっても上手なわけだ。仕事柄、色々な人を観察しますが「天は二物を与えず」というのは凡人に当てはまる言葉で、天才って知識も広いし理解も早いし何をやっても上手なんですよね。

Wikipediaによると現時点ではピアノの角野隼人以外のメンバーは会社勤めをしながら音楽活動をしているそうです。そこらへんの時間や生活のマネジメントも頭の良い人は上手ですね。財産はギターだけ、金髪ロン毛で雇ってくれるバイト先も限られて「音楽で芽が出なかったら人生終わり」みたいな崖っぷちの道を選択しなくても、東大卒のブランド力で選択肢は多いので外資系やITベンチャーのような金髪ロン毛でも問題のない企業で働けばよいわけですから。とはいえ、おそらくボーカルの浪岡慎太郎はロン毛のQUORUM時代には「東大卒です」「えぇ!!!???」という会話を何千回と繰り返してきたでしょうが。

色々調べてみて、メジャーデビューアルバムの収録曲がとんでもない完成度な理由が分かりました。

紹介した「Live in This Way」は僕好みのバリバリのアシッドジャズですが、他の曲はシティソウル(シティポップとソウルの融合)を標榜しているとおりポップな曲やソウルフルな曲も色々あります。完成度が高くて、音楽性の幅が広く、「どんな曲でも作れますよ」という懐の深さが感じられます。
夏のドライブにぴったりなアルバムなのでみなさまもぜひ。