岡山 BAR SEVENじゃがな

岡山でバーやってます

長い夜にFKJの上質な音楽を

 今日から隣の家の解体工事が始まって朝から夕方まで騒々しいです。普通に朝家を出て夕方帰ってくる人なら何ら問題ないですが、バーテンダーみたいな因果な仕事をしていると在宅中にずっと解体工事です。

只今、店の南側の県庁通りも拡張工事中で、こちらは人と車が少なくなった夜から深夜にかけて工事をしています。

てな感じで、家でも職場でも1日中工事の音を聞いてます。はよ終わってくれ。


今年は忘年会も減るようですし、冬の長い夜の暇つぶしになる耳に優しい動画をご紹介。
「生まれ変わったらどこの国が良い?」って聞かれたら僕はフランスが上位に入ります。飯は美味い、酒も美味い、女も綺麗、街も綺麗、休みが多い、などなど外から見る分には良い事尽くめです。それだけ揃っているなら音楽だって面白いものがあるはず。

まずはこれを見てください。
7つの楽器を操るフランス人ミュージシャンのヴィンセント・フェントンによるソロプロジェクト、FKJ(French Kiwi Juice)。サンプラーを駆使して1人で楽曲を作り上げている様は驚きですが、難しいことをサラッとこなして、それでいて音楽はメローでピースフル。
パリの現代美術館でのライブです。美しい映像と美しい音楽、寝そべってたり体を揺らしたり、各々好きなように楽しんでいる観客の様子もいいですね。

そしておすすめなのがウユニ塩湖でのライブ。
幻想的な風景の中で1時間30分に及ぶ圧巻の演奏です。なるべくデカい画面で好きな酒を片手に楽しんでください。

FKJ公式チャンネルを見ても動画をアップするペースものんびりで、自宅なのかスタジオなのかエライこ洒落た部屋で演奏したり、なんか羨ましい人生です。


オックスフォード大学による面白い研究のニュースがありまして、
心理学者サトシ・カナザワ氏が提唱するサバンナ-IQ相互作用仮設によると、知性は新しい物事や見慣れぬ物事に対処するために進化したのだとか。つまり太古のサバンナには声はあっても楽器は無かったので、知的な人ほど楽器の演奏に惹かれるという仮説だそうです。

オックスフォード大学が仮説に基づいてクロアチア人の高校生を対象に調査した結果、有意差が見られたのだとか。

FKJの演奏が重なっていく様を観察しながら聴くと心地よい刺激になりますよ。

昔々若かりし頃、なけなしの金でCDを買っていた時代から考えると、様々な音楽配信サービスが生まれ音楽鑑賞はより気軽で身近な楽しみになりました。ホントありがたいことです。おかげで数百枚買い集めたCDの大半は無価値と化しましたが。