よくある田園風景とニュータウン |
360°自然に囲まれています |
空いてる土地は太陽光投資 |
空地と太陽光パネルは気になるものの居住エリアは綺麗に保たれています。綺麗な空気と静かな生活を望むなら選択肢として悪くないかもです。グリーンタウン殿谷の特徴的なところはこちらの東エリアではなく西エリアです。
ウォーキング・デッドの世界観 |
啄木鳥(きつつき)がコツコツと木を突く姿が観察できます。画像では森に囲まれた静かな避暑地に見えなくもないですが、実際は鬱蒼とした茂みに囲まれアスファルトは崩壊。文明が破壊されたウォーキング・デッドの世界っぽいです。森のように見える茂みは元々は宅地です。
階段の奥の茂みは宅地だった |
区画整理して整地して階段まで作って売り出したものの、売れているのか売れていないのか誰も住んでいません。大げさではなく西エリアには1件も家が建っていないのです。
もはや不法投棄との闘い |
衛星画像で見ると森に幾何学模様の地上絵が描かれているようにしか見えません。
詐欺に注意 |
これは限界ニュータウンでよくあるスキームです。うっかり買っちゃったものの放ったらかしで困っている人を探し出しては「当社で販売のお手伝いをしますよ」と声を掛け、自社のサイトに掲載して管理費や手数料をかすめ取るという、まさに泣きっ面に蜂のような手法。この看板の会社名で検索すると大阪府知事による行政処分みたいな芳ばしい検索結果が得られます。まあ冷静に考えてなんの得があって大阪の不動産屋がわざわざ遠く離れた岡山の田舎の土地のお手伝いなんかすんねん、って話です。
高度経済成長期に全国で土地バブル神話による都市計画が行われ、赤磐市は市街地中心との絶妙な距離なこともあり比較的早くに成功を収めた例だったと思われます。今でも桜ヶ丘は住宅もたくさん立っており、スーパーやドラッグストア、コンビニにも困らないし、お洒落なレストランもあるし、パン屋さんも結構な数があります(土地の人口密度・活気はパン屋の数で分かります)。
問題は第1世代が天に召されるこれからの10年20年後。
人口を減らさないためには岡山駅まで約20分と利便性の良いJR瀬戸駅周辺に広大な駐車場・駐輪場でも整備すれば良いかと思うのですが、残念ながらJR瀬戸駅はお隣の瀬戸町の管轄です。双方の話し合いが必要。あんまり使えそうな土地も余ってないけど。
もしくは通勤時間帯には渋滞ストレスがエゲツない27号線をアメリカみたいに片側4車線ぐらいに拡張できれば良いですが、非現実的だし、どのみち市街地に入るところで詰まります。
しかし、あちこちのニュータウンを訪れて思うのですが、なんで1区画を小さくしたんでしょうね?小さいのいっぱい売る方が儲かるから?インフラ整備の利便性?当時はそれが当たり前だったから?せっかくの長閑な場所なのに市街地みたいにくっついて住まんでもエエがな。
今になって思えばアメリカの郊外みたいに隣家までゆったりと10〜20mぐらい取れるよう広い区画と建ぺい率にしていれば都市部では得られないような土地の魅力も高まるし、通勤時間や便利さを多少犠牲にしてでも選択する理由になるのですが。中心部から約20kmも30km離れた山の上で区画と建ぺい率はTHE住宅街のうちの近所と変わらない。離れた土地に住む意味ないじゃん。
こんなエリアだったら住みたいのに。
参考資料上げときます。
動画でグリーンタウン殿谷
ローカルニュースでもニュータウン。
限界ニュータウンの悲惨な現状と詐欺
世代交代と人口減少で岐路を迎えるニュータウン。